看護師:利用者様の相談に乗ることがお仕事です
★「あれ?○○さん、いつもと違う?」と気付ける程、一人一人と向き合うことが仕事★
メインとなるお仕事は、朝のバイタルチェック、内服管理等、一般的なデイサービスでの看護師業務です。一般的な病院での看護師業務と比べると、作業に技術力を要することをお願いするわけではありません。デイサービスの看護師さんに一番大事なことは、「利用者様の些細な変化に気付くこと」なのです。
例えば、当施設では毎朝、利用者様がお見えになったら、今日の体温や身体の調子をご自身で書いて頂いています。その時に、「あれ?筆圧が弱くなっている」「いつも書けている漢字が書けなくなっている」と言った変化が起こることがあります。
そのような普通であれば見逃してしまいそうな些細な変化を見付け、ご本人に声掛けをする、そしてご家族にお伝えして、その先の医療処置につなげる、ということがとても大切です。今まで、そのようにして利用者様の万が一の事態に早めに気付くことが出来たケースが何回もありました。
★大事なのは「お身体どうですか?」という声掛けです★
一番行って頂きたいのは、利用者様への「今日はお身体調子どうですか?」という声掛けです。大事なのはあえて「どうですか?」とオープンクエスチョンを投げること。そうすることで、小さな悩み事でも、話しやすい雰囲気ができあがります。
ご高齢の方は、日々自分の身体への不安を抱えています。利用者様の「なんとなく不調なんだけど、何かのサインなのか…?」「ちょっとここが痛いんだけど、病院に行くほどなのかしら…?」という日常の小さな不安に対して、『看護師』が声を掛けることが、とても大切なんです。資格を持っていて、知識がある『看護師』という存在が、話しかけてくれる、体調について相談ができる、という安心感を提供してください。これは、ご家族はもちろん、介護職員にもできないことで、看護師だからこそできることなのです。
逆に「○○さん、今日顔色良いですね♪」といった、プラスの声掛けももちろん大事!そう言ってもらえるだけで、安心できて、元気になれる、そのような力もあるのです。
「この人なら話を聞いてくれる」「正しいアドバイスをしてくれる」という安心を、利用者様に提供するのが、デイサービス看護師のお仕事です。